面白いけど期待はずれな作品【映画】トイ・ストーリー4【見所と感想】

スポンサーリンク
2019年

おもちゃを大切に使い、遊んできた人なら、トイ・ストーリーは心の涙腺を揺さぶる素晴らしい映画だと誰もが思うはずです。
毎度見るたびに涙する、Tokuです。こんにちは。

前作「トイ・ストーリー3」から9年経過した2019年、新作「トイ・ストーリー4」が公開されたので、見にいってきました。

正直私は待望していませんでした。
そしてさらに正直に言うと

面白かったけど、期待はずれ

そんな作品です。
ん?待望してないし、期待してなかったら期待はずれとは言わないのかな?何ていうんだ?ただのハズレ?

面白いので、見所はあります。
今回はそんな見所を書いていきつつ、期待はずれと感じた部分を感想に書いていきます。
感想部分は若干ネタバレがあるので、注意してくださいね。

スポンサーリンク

「トイ・ストーリー4」をかいつまんで紹介

ピクサー・アニメーション・スタジオ制作のアメリカ映画です。

1995年公開の「トイ・ストーリー」
1999年公開の「トイ・ストーリー2」
2010年公開の「トイ・ストーリー3」

これら3作に続く、トイ・ストーリーシリーズ第4作目になります。

日本では2019年7月12日より公開されています。

見所

ウッディの曲がらない仲間想いな心

ボニーが新しく作ったフォーキー、彼は自分のことをゴミと思い込んでいるおもちゃ。
まぁゴミから生まれたからゴミと思ってもしょうがないんですけど。

そんなフォーキーのお世話役をかってでたウッディーは、フォーキーがボニーにとって大切なおもちゃであることを諭します。

そんなフォーキーと大冒険をするウッディーですが、仲間のピンチは絶対に助けると言う思いはシリーズ通して変わりません。

やっぱり、それでこそウッディーですよね。

最後になんじゃそりゃってなりますけどね。

そう思うのは全作見ている人たちくらいなのかな?

魅力あるキャラクター達

今作もさまざまな新キャラクターが登場します。

・フォーキー

最初はみんなに迷惑かけてなんてやつだと思ってたけど、結構ハマってくるキャラクターを持っています。

新しく作られたおもちゃ故に、おもちゃたちのことはわからない。
自分をゴミだと思い込んでるからこそ、心のあるおもちゃたちの感情、心の機微には敏感なキャラクターではないかと思います。

・ダッキー&バニー

アヒルとウサギのぬいぐるみの2匹。
とても仲が良く、2匹の掛け合いはテンポが良いため、なかなかに心地よい。
やろうとすること全てが規格外すぎて面白くて笑えます。

・デューク・カブーン

カナダの大人気キャラクター?スタントマンのデューク・カブーンです。
登場時から濃ゆすぎるキャラクターで、映画館の笑いを一手に引き受けていました。

トイ・ストーリー3のケンみたいに良いキャラクターしてます。

かなり漢らしく、たくましく、面白い。そしてピュア。
なんだこの最強キャラクターは!?リジャーン!

・ベンソン

ホラーだよこれは

これ暗い映画館の中で、子供が見たら泣くのでは???
でも動きや仕草に味があって良い。
口開けてるからあれだけど、普通にしてると良い感じだと思うのです。

小ネタ

ピクサー作品は作中にいろんな小ネタを仕込んでくるのはご存知の方も多いと思います。
今作も例外ではありません。

アンティークショップには、いろんな作品のオマージュがあったり、最後のデューク・カブーンとコンバットカールなんてちょっとふふってなりますよね。

作中のコンバットカールのアレを見ているとね・・・。

感想

おもちゃとは、持ち主と遊び、持ち主を幸せにするためのもの。
たとえそれはいくら時間が経ったとしても変わらない。
アンディからボニーへ受け継がれたウッディのように、持ち主が変わってもそれは続いていく。
1〜3で伝えたいものだったと思います。私はそう受け取りました。

今作は今までのメッセージ性を全否定するような作品。

今回の映画ではそう見えました。
そう思っていない方はごめんなさいね!
でも感想だからね!思ったこと書くよ!

確かに映画としては面白いです。
おもちゃとしての行動、ゴミから作られたフォーキーの動きやセリフ、キュートで面白いです。
デューク・カブーンや、ボー・ピープ、ダッキー&バニーなど魅力あるキャラクター達。
トイ・ストーリーとしての良い場面も現れています。

ギャビー・ギャビーのシーンは良かったと思います。
あのようなシーンこそトイ・ストーリーではないかなと。

子供は大勢いる。
そんな子供達のために動く。

持ち主はその一人にしか過ぎないというのは、確かに真実ではあると思います。
ただそれは持ち主がいなくなったおもちゃ達だからこそ言えるセリフ。

まだ持ち主がいるウッディが言うセリフではない。

おもちゃが持ち主を捨てるなんて、おかしい話だとおもいます。
子供にとっては怖い話ではないでしょうか。
持ち主のことは好きだけど、自分のために、まだ見ぬ子供達のために持ち主を捨てる。

あとウッディはアンディ引きずりすぎ。
そりゃ長年一緒にいた相棒であるのはわかるけど、今はボニーのおもちゃな訳で。
彼女に捨てられていつまでも引きずってる男かよと。

1〜3の間に、トイ・ストーリーとはこうあるべきという姿が出来上がってしまったため、トイ・ストーリー4にもその姿を求めてしまっているかもしれません。
その思い込みが4の評価を下げているのは否定しません。

ただなぁ、映画館で3の冒頭から速攻で涙が流れてきたのに、4はないんだもん。
ううん???
今回のトイ・ストーリー・・・全然泣けないぞ・・・!ってモヤモヤしてましたもん。
泣くために見てる訳じゃないですけど

今まではアンディのおもちゃ達として協力プレイなどがあったけど、今作はそういったものがほとんどなかったのが、物足りないもののひとつだったかもしれません。

なんだろうなぁどうすれば良かったのかなぁ。

っていうか、子供の頃のアンディ、イケメンになってなかった????
前はもっとそばかす面してた。

トイ・ストーリー3のアンディ
トイ・ストーリー4のアンディ

きみ、ほんとにアンディ????

最後に

面白い作品ではあるけど、シリーズ物として見ると、やはり前作の影がちらつくので、見るのはお勧めできません。

トイ・ストーリーを見たことがない方にとっては実に面白い作品なので、お勧めできると思います。

ちょっとベンソンが怖いけど、子供は大好きなディズニー映画、家族で見にいくのも良いのではないでしょうか。

時間をおいて見れば、また違った評価になるかな?
ではまた次回〜。

コメント

  1. 名無しのあにまんchさん より:

    とても面白かったです
    1~3まで見てなければわからないことだらけで大トリにふさわしい映画かと
    子供のころ遊ばなくなったオモチャっていつの間にかどっかへ行ってますよね
    現実的に考えたらそりゃゴミとして捨てられたにきまってますし、
    子供なんて薄情だからいつ捨てたかも思い出せないまま大人になるもんです
    今回ついにウッディにその番が来ました
    2のプロスペクターが予言したとおり、3のロッツォのように

    今回直面した中でウッディの選び取った結末は
    これまでシリーズ通して描かれてきた「オモチャは子供に遊んで貰うのが一番」に沿うものでした
    トイストーリーらしく夢のある終わりでよかったと思います

    • Toku より:

      名無しのあにまんchさん
      面白かったですよね
      劇中プロスペクターが言ったことを思い出しましたが、
      そういう考え方はありませんでした。
      ありがとうございます。