スパイスカレーを作ることで、スパイスに対する見方が変わる。

皆さん、スパイスってどんなイメージを持っていますか？
カレーに使うもの、料理の調味料に使うもの。
いろいろあると思います。

今回、私がスパイスに対して持っているイメージを書いていきたいと思います。
カレーで使って感じたことも書いていきます。

みんな、どんなかんじ？

イメージ一覧

私がカレーを作ってきた中で抱いたスパイスに対するイメージです。

クミン

スパイスの王様と勝手に呼んでます。
カレーの良い匂いの元凶はだいたいこいつ。

土臭さもあるけど、どこか爽やかさも併せ持つクミンくん。
土臭さで硬派なイメージある。

炒めてカレーに使うと、香りが素晴らしい。
カレー以外にも使うのもアリらしいけど、カレーにしか使ったことがありません。

クミンは香りが本当に素晴らしいのですが、部屋がクミン臭くなるのがちょっと気になる。

クミンを油で炒めると時たまはねてどこかに行ってしまいます。
そんなクミンがどこからともなくこんにちはしてきたとき、一瞬Gかと思います。
紛らわしい。

そんなこんなもありますが、とにかくカレーにはクミン

そう思っていた時期がありました。

クミンがなくてもカレーができることを知ってしまい、クミンの地位が揺るぎかけている。
しかしクミンは不動のセンター。マケナイデ！

コリアンダー

スパイスカレーを支える、素晴らしいスパイスの一つ。
それがコリアンダー。

柑橘系を思わせる爽やかな香りをもつコリアンダーくんは、個人的にはクミンより好きな香り。
めっちゃ爽やか！
乳鉢で潰している時が幸せを感じる瞬間ですね。

しかし、乳鉢で潰してるとすぐぶっ飛んでいく。
もうちょっとおとなしく潰されてくれ。

ターメリック

カレーの黄色はだいたいこいつ。
パウダーで使われることが多いと思います。

匂いはちょっと表現が難しい。
ただ、カレーに入れることで香りに香ばしさが生まれるような気がする。

パウダーで使ってると手につきまくってしょうがないです。
そして落ちにくい。
こいつ皮脂に溶けて、皮膚に張り付いてやがる。

水で洗っても落ちにくく、しっかり洗った後でも拭いた白いタオルが黄色くなってしまいます。
やめて。

カレーには必ずターメリックってどこかのインド人が言ってたような気もするので入れてましたが、ターメリックを入れないカレーはどんな味なんだろう。

黄色にしたくて入れてるわけでもなく、ただ固定概念で入れてるだけなので、ターメリックを使わないカレーを作ってみるのもアリかもしれない。

こいつらを使って黄色いカレーができた試しがない。
※詳しくはカレー日記を見て欲しい

チリペッパー

唐辛子。
チリペッパーだったり、カイエンペッパーと呼ばれたり、いろんな名前を持ってるやつ。
怪人20面相かよ。

辛い。
カレーの辛みはだいたいこいつらによって作り上げられます。

カイエンペッパーは結構辛い。
三振りするだけで、結構な辛みになります。

挽きたての唐辛子は本当に良い匂いです。
少し甘味を帯びているように感じますが、香ばしさを感じる香り。

キャロライナ・リーパーを使用した死神坦々麺のとき、めちゃくちゃいい香りで興奮しました。
辛すぎて最高だった。

クローブ

よくわからないスパイスだったけど、シナモンとは異なる甘い香り。

チャイとかに使われてるのは知ってるけど、シナモンほどの知名度はないんじゃないかなと。

まだ使い込んでいないので、どういうスパイスかよくわかっていない。

シナモン

チャイやケーキに使うもんだと思ってました。

こいつはまじで極悪非道なスパイス。
現時点でターメリックとためをはるかどうかのレベル。

匂いがすごい

とてつもなく濃厚な甘い芳香を放ってくるのは良いのですが、

触っただけで手に匂いがつく。

これには驚きですわ。

部屋がシナモンの匂いで満たされる。
甘い匂いが好きな人には良いかもしれませんが、常時これは結構キツい。

カレーに入れることで、濃厚な甘い香りをカレーに纏わせることが可能になります。
カレーを甘くするわけではないです。

某店で食べたシナモンが入ったキーマカレーは美味しかったけど、どうやって作るんだろうな・・・。
シナモンを食べることで口の中に甘い香りが広がるけど、カレーの旨味も一緒に混ざり合って・・・。

シナモンにはセイロンとカシアの2種類あります。
どちらもカレーに使えるのかわかりませんが、濃厚な甘い香りはカシアの方です。

カルダモン

デジモンかな？
ピヨモンは好きでした。

ツンと鼻につくような鮮烈な香り、中に種子が入っているのですが、こちらも非常に鮮烈な香りの持ち主。
鮮烈でありながらどこか爽やかさを持っているカルダモンくん。

カレーに入れると一種の清涼剤みたいな、カレーに爽やかさを加えてくれます。
爽やかイケメン。

よく潰して使ってるけど、カレーを食べてる時にカルダモンが口の中に入ってくると

ああああああこりゃカルダモンだなああああああ

って絶対わかる。
存在感が強い。

グリーンカルダモンとブラウンカルダモンがあり、グリーンカルダモンを現在使っています。
ちょっとお高い。

ローリエ(ベイリーフ)

よくスープとかタイカレーとかに入ってる草。
パスタのミートソースにも入ってたりしない？

ベイリーフといえばポケモンですが、カレーに使われるスパイスでもあります。

単体で匂いを嗅げば爽やかな香りを持っていることはわかるのですが、料理に入れると存在感が限りなく薄くなる子。
というか他の香りが強くてよくわからない。

ただ、トマトと組み合わせるとミートソースパスタという印象が非常に強かった。

肉などの臭み消しに使える非常に有能な子。

表には出ることなく、裏ではしっかりとしごとをしている。
そう、ローリエたんは縁の下の力持ちなのだ。

オールスパイス

ガラムマサラの一種かな。
そう思ってた時期がありました。

複雑な香りをもつオールスパイスくんは、甘いようで、刺激的なようで、なんともいえない香り。
形容が難しい。

カレーに入れるとこれまた複雑な感じになるのですが、いまだによくわかっていないスパイス。
謎が多い・・・。
まだまだうまく使いこなせない。

カレーリーフ

魔法の草。
私は乾燥したカレーリーフを使っています。

出来上がったカレーに振りかけるだけであらふしぎカレーに芳しい香りがプラスされるじゃないですか。
一緒に食べるとこれまた芳しさがプラスされて、カレーが変化するのがまた良き。

芳しい香りをもつカレーリーフ。
乾燥したカレーリーフは揉むだけでパラパラと崩れるほどはかない存在。

カレーに振りかけてるとたまに床に落ちたりするけど、脆いから拾いにくい。
これちょっと腹立つ。

絶対になくてはならないスパイスではないけど、あるとカレーを美味しくしてくれる。

こいつはうどんや蕎麦に対するとろろ昆布なのだ。

フェンネル

なんか北欧神話に登場してそうなスパイスなフェンネルくん。
神々しいスパイスではない。

クミンの色違いかな？
と思わせる見た目だけど、クミンとは全然ちがう匂いです。

結構薬っぽい匂いを感じますが、火を通しても印象はあまりかわらない。
頑固なのかな。

でもスパイスを食べてるって感じはしっかり出してくれる。

マスタード

和洋中なんでもござれなマスタード。

トマトとマスタードを入れてると洋風スープを食べてる錯覚を起こす。
ソーセージとかいれて食べると絶対美味しい。

マスタードはこのイエローのほかにブラウンなどがあるみたい。
イエローとはまた違った趣があるそうな。
いつか使ってみたい。

油に入れてると結構跳ねるので注意が必要です。

ブラックペッパー

胡椒、どんな食材や料理にも合ってしまうというか味付けにはかかさえない存在。

挽きたてペッパーは香りが非常に鮮烈で、とても爽やか。

シードだといつも入れてる量がよくわからないので、失敗しがち。
シードで買って、ミルに入れてたほうがいいのかな。

ホワイトやピンクもあったりする。
戦隊モノか？

ブラックペッパーより刺激が抑えられていたりするそうな

フェヌグリーク

コーンを引いたらできちゃいましたみたいな見た目をしているフェヌグリークくん。

匂いはちょっと甘いような薬っぽいような。

使い方がわからないスパイスの一つ。
潰したほうがいいのか、そのまま使ったほうがいいのか。

固形っぽいのは潰したほうがいいのかな。
今度潰してみよう。

アジワン

クミンに似た形をしており、匂いはクミンに似ているけどちょっと薬っぽさを感じるアジワンくん。
だけどクミンよりは小さい種子なアジワンくん。

カレーによく使われるスパイスらしいので購入してみた。

どんだけ使っていいのかわからないスパイスの一つ。
でも使うと結構カレーな感じでます。

キャラウェイ

こちらもクミンに結構似ているスパイスなキャラウェイくん。
匂いも結構クミンに似ているような。

ただ、クミンとまったく同じ働きをしているわけではないです。
クミンを入れたらカレー！って感じるけど、キャラウェイを入れたら、あ、カレーってなります。

ポッピー

暴れん坊将軍、もといスパイスなポッピーシード。
まじでハネる。コンロ周りは地獄絵図、ポッピーで溢れる。

油でめちゃくちゃ跳ねます。
躍り狂って全部鍋の外に出ちゃったんじゃないか？ってくらい跳ねて踊ります。
狂ってる。

ポッピーを使うときは蓋をしてじっくり鍋を揺らすといいと思います。

匂いはあまり感じないです。

こいつらはもしかしたら外の世界に憧れ的なものを持っているのかもしれない。
油に入るとポッピー達は外に出る機会を窺っているのだ。