社会風刺としての異質なジョーカー【映画】ジョーカー【見所と感想】

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映画

世界的に話題となっている映画、「ジョーカー」もう見ましたか?

私もつい先日見に行きました。

ゴッサムシティに住む青年?が、ヴィランジョーカーになるまでを描いた作品です。
見たあとに思ったことは

ジョーカーであって、ジョーカーでないと思いました。

そう思う理由を感想あたりに書いていきたいと思います。

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ジョーカーを簡単に紹介

「ジョーカー」の画像検索結果

「ジョーカー」はアメリカで制作された、DCコミックス「バットマン」に出てくるヴィラン・ジョーカーの映画です。

R+15指定されています。

2019年10月4日から公開されています。

見所

ホアキン・フェニックスの怪演

体・姿勢

表情

視線

これをしっかりと見てほしいですね。

演出

・恐怖感をあおるどろどろとした暗い音楽
・貧困・富裕がはっきりと別れ、それをわかりやすい形で表現したゴッサムの世界観
・ホアキン・フェニックスの怪演を後押しするカメラワーク

同じ音楽が度々流れますが、それが流れるたびにホアキンはどのような行動を起こすのだろうかと、ドキドキと恐怖感が増していきます。

次にどんな行動を起こすのか全く読めません。

ラスト

ジョーカーの存在は喜劇

そう感じさせる、60年代風っぽいラストとなっています。
そこに狂気がひとさじ加わると、ものすごくジョーカーらしい終わり方になっていると感じました。

ジョーカーがどのような行動をとったのか、薄っすらと感じさせ恐怖を与えつつ、トムとジェリーを感じさせるギャグっぽい終わらせ方で、恐怖感を和らげる。

ジョーカーの全てがここに詰まっていると感じざるを得ない。
ぜひ最後まで見ていただきたい。

オマケ映像とかはなかったです。

感想

私がジョーカーに対して持っていたイメージは、

狂気、残虐、笑顔

不可解な行動、人々を恐怖に陥れる残虐性、誰からも愛される笑顔

1989年「バットマン」のジョーカーにも、「ダークナイト」のジョーカーにもこれらの要素が含まれており、これこそがヴィランジョーカーの性質だと思います。
(スーサイド・スクワッドのジョーカーは・・・)

今作のジョーカーはそれら性質は持っていれど、かなり異質だと感じました。

なぜか

それはジョーカーが環境により出来上がった人物であると表現した点です。

ジョーカーは薬品槽に落下して生まれたのが、最も一般的なものだと思います。
狂気は後天的に備わったものです。(ジャック・ニコルソン版)

「ダークナイト」ジョーカーはどのようにして誕生したのか、明らかになっておらず、指紋やDNAがデータベースに存在せず、正体不明な点がジョーカーとしての狂気を裏付けていると感じました。

今作「ジョーカー」は、貧困、社会的弱者、病気持ち、家庭に難ありの主人公がジョーカーになるまでを描いており、ジョーカーの狂気、笑顔に環境的な裏付けを行ったことが異質であり、衝撃を受けた点でした。

悪のカリスマとも言われるほどのヴィラン・ジョーカーのカリスマ性は、あまり感じられなかった。

ジョーカーは「ダークナイト」の動機のない行動、全般的に謎な存在である印象が強いです。
それに対して劇中の行動のほとんどが、動機のある行動となっていることが、ジョーカーでないと判断したもう一つの理由であると思います。

ジョーカーになる前だから、動機のある行動を行っていてもなんら不思議ではないのかなぁ・・・。
カリスマ性もジョーカーになったあとに身に着けた?

そしてもう一つは

バットマンのライバル

永遠の宿敵バットマンがいることにより、ジョーカーが存在していると言ってもいいでしょう。
今作はジョーカーが生まれたとき、ブルース・ウェインは親に殺される前の幼い状態です。

あれ、バットマンが生まれたら、ジョーカー何歳なん・・・?

という点も、んんん????と感じた点でもあります。
劇中何歳であるかは明らかにされていませんが、認知症の親を介護する息子であれば、40歳前後、またはそれ以上ではないかと推定します。

バットマンと戦うときは、60歳前後のおじいちゃんジョーカー・・・?
すぐ捕まっちゃわない・・・?
あの体だと不殺のバットマンでも流石に殺してしまいそうで心配です。
そういうのは考えないほうが良いのかな?

そういったものを除けば、素晴らしい映画だと思いました。
映画後は軽く放心、物思いに耽るほどです。

見所にも書きましたが、

・次第に狂気を宿していくアーサー演じるホアキン・フェニックスの怪演
・怪演を後押しするおどろおどろしい演出
・狂気と喜劇を融合させたいろいろ考えられるラスト

これら3点は本当に素晴らしいと思いました。

そこらのホラーよりまじで怖かった。
特に最初の上司に怒られるシーンの、ホアキン・フェニックスの演技と演出は、得も言われぬ恐怖を感じました。

病気持ちではあるけど通常の一般人であるところから、次第に犯罪者然とした雰囲気を宿していくところの演技の変化が、非常に良かったと思います。

「貧困や社会的弱者、病気を持った人間がジョーカーになる可能性があるとともに、社会全体がジョーカーを生む可能性を秘めている。」
映画のメッセージは、そういったものを含んでいるのではないかと、私は感じました。

狂気と喜劇を合わせたラストには、本当にゾクゾクする。
あのラストはすごく好きです。
ジョーカーであって、ジョーカーでないと思ったけど、ラストだけでその全てを撤回しても良いくらいです。

最後に

個人的にジョーカーとしてどうなのかという点を書きましたが、

映画としては間違いなく名作

として後世に語り継がれる作品だと思います。
ぜひとも映画館に見に行っていただきたいです。

ではまた次回~。

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